アルバートはペットが欲しくてたまりません。けれど、ママもパパもだめだと言うばかり。でもアルバートは諦めません。朝から晩までペットがほしいと言い続けました。するとある日、パパがプレゼントをくれます。包みを開けてみると、出てきたのは、なんとじゃがいも!「ペットのおじゃがくんだ」とパパは言いますが……。
じゃがいもならではの伸びやかなパワーを感じられる、ユーモアあふれる作品。原作はイギリスの絵本で、作者は多くの児童文学作品を手がけるジョシュ・レイシーさん。そして日本で育ち、現在はロンドンを拠点に活躍するモモコ・アベさんがイラストを担当されています。
この作品、ただ単に突拍子もないストーリーというわけではありません。実は「生き物と暮らすこと」「身近な野菜を知ること」など、いろんな切り口から楽しめるおはなしなのです。訳者であるみやさかひろみさんは、この絵本の魅力を「あふれる生命力と多様性」と表現しておられます。改めてアルバートの一家に目を向けると、お父さんは茶色の肌、お母さんは白い肌、アルバートはその中間色の肌をしていることがわかります。そして、一個だったじゃがいもがたくさんになり、ひとりの男の子から様々な背景を持つ人たちの手に渡っていくのです。
ペットにじゃがいも。これは意外にアリかもしれませんよ!
(出合聡美 絵本ナビライター)
ペットがほしくてたまらないアルバートに、パパがプレゼントしてくれたのは、なんと、じゃがいも!! 初めは知らんぷりしていたものの、じゃがいもはなぜか、さびしそうな顔をしているように見えます。 アルバートは、じゃがいもをペットとしてかわいがるようになりますが……。 生き物の伸びやかな生命力が印象に残る、とびきりゆかいな物語。
5歳の息子へ読みました。
ペットが飼いたい男の子。
そんな息子へパパが渡したのはなんとジャガイモ(笑)
ええ?!と驚きましたが、どうなるの?と読み進めました。
私は良いお話しだなと感じましたが、子供は悲しいお話しと受け取っていました。
何度も読んでと持ってきたので、お気に入りではあると思います・・・ (まな20さんさん 30代・ママ 男の子5歳)
|