クマの国とオオカミの国は大のなかよしでしたが、ある日消えたにじをめぐって、あわや戦争!この危機を救ったのは年老いたクマの知恵でした。
クマたちとオオカミたちは森の中で仲良く暮らしていました。ところが、ある日のこと美しい虹が空にかかり、その日から平和な暮らしは一変しました。クマたちもオオカミたちも、今までこんなに美しいものを見たことがなかったので、虹が消えてしまった後、お互い相手が虹を盗み隠してしまったのだと疑います。その疑心は戦争にまで発展しました。
ヨセフ・ウィルコンのパステル画が美しい絵本です。作者らが戦争体験国出身だからこそ描ける作品でもあるかもしれません。息子はピンときていないようでしたが、絵が素晴らしいので4つ星に。わたしは最後に登場する、虹の花畑のイメージが好きです。 (ムースさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子3歳)
|