
わたし(12才)と弟(8才)がうまく生きていくためのルール(例)――1.なにかもらったときは(たとえ気にいらないものでも)、「ありがとう」って、いいます。2.こたえたくないことをきかれたときは、ぜんぜんちがう質問をしてごまかします。3.すいそうの中にオモチャをいれてはいけません。他人からどう思われるかを気にするがゆえに、ルールをつくって自分をさらけださないキャサリンが、自閉症の弟と、新しく友だちになった障害児のジェイソンとのぶつかりあいを通して、「ルールをやぶること」=「自分らしく生きること」を学んでいく。最後のジェイソンの言葉「やぶれ・ルール」が胸を打つ。全米の子どもたちから大人まで感動させた傑作。ニューベリー賞オナー賞、シュナイダー・ファミリー・ブック賞、全米図書館協会優良図書賞ほか多くの賞を受賞。
|