「はじめに」より(この本を読む子どもたちへ) ごはんを作るのが苦手な人も、レストランへ行けば、おいしいごはんが食べられる。 それって、ぼくたちが「お金」という道具をつかって、知らない人と助け合って生きているってこと。 「お金があれば一人でも生きていける」という人もいるかもしれない。だけど、お金があるから、知らない人同士でも助け合って生きていけるし、知らない人同士で集まって働くことだってできる。 そんなことを、この本の登場人物、もち太やもも子と一緒に、学んでもらえたらいいなと思っています。
■子どもの、お金にまつわる疑問に答える 「どうして大人は働いてお金をかせがないといけないの?」 「おこづかいを増やすにはどうしたらいいの?」 「どうして子どもは病院がタダなの?」 「『株は怖い』って、どういうこと?」 子どもの、お金にまつわる疑問はさまざま。下手をすると大人の方が、どう答えればいいのか悩んでしまいますよね。 本書では、お金の扱い方やその価値について、お金の生まれた歴史や銀行の役割について、世の中のお金の流れ、経済や景気、税金について、株式会社のしくみや、投資、寄付についてなど、幅広いお金にまつわる疑問について、ていねいに答えます。
■ストーリーマンガで楽しく読める 本書に登場するのは、もち子ともち太のきょうだいと、となりに越してきたNertuberのパインさん。パインさんの新しい動画プロジェクトをきっかけに、もち子ともち太はお金について学びはじめます。商店街の人たちやパインさんの協力者たちと出会い、プロジェクトが進んでいく中、ふたりはお金にどのような価値を見出すのでしょうか。未来を生きる子どもたちに、ぜひ一緒に考えてもらいたいストーリーです。
■イラストでわかりやすい 疑問に対する答えは、見開きのイラストで解説しています。また、章末には、ゲストを呼んでのインタビュー動画の体裁で、プラスアルファの情報をわかりやすく解説しています。
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