知っているようで知らない歴代天皇について、物語とエピソードで構成する一冊。記紀の天皇から孝明天皇まで。 4章構成。序章では充実の「天皇の基礎知識」。第1章では歴史を大きく動かした歴代天皇を、第2章では記録から見る天皇を、第3章ではさまざまなエピソードから見た天皇たちの意外な側面を、人物中心でわかりやすく紹介する。現代人ならぜひとも知っておくべき、個々の天皇の事績をわかりやすく明示。天皇と皇室は日本最高のブランド。その不思議と魅力を身近に感じられる異色の日本史本。
監修者の笠原英彦慶大教授が巻頭インタビューで「天皇」についてしっかりレクチャーしてくれる。
〇巻頭インタビュー 笠原英彦
〇序章 「天皇の基礎知識」
「神話と天皇」「天皇と神道(三種の神器)」「祭祀と儀礼」「上皇と法皇・院政と親政」「天皇と宮家(世襲制王家)」「意外に知らない皇室QA」
〇第1章 「歴史上の出来事に見る天皇」
「大王から天皇へ:神武〜舒明」「大化の改新:皇極、孝徳、斉明、天智」「律令:天武、持統/平城京:聖武」「平安遷都:桓武」「臣籍降下から寛平の治:宇多」「延喜・天磨の治:醍醐、村上」「摂関政治:一条」「荘園整理:後三条」「院政:白河」「治天の君:後白河」「承久の乱:後鳥羽、順徳、土御門」「両統迭立:御深草、亀山」「建武親政:後醍醐」「信長融和:正親町」「対徳川:後水尾」「王政復古へ:桃園」「尊号一件:光格」「攘夷:孝明」
〇第2章 「記録に見る天皇」
「長寿:後水尾」「早逝:安徳」「在位長期:光格」「在位短期:仲恭」「年長即位:光仁」「年少即位:六条」「女帝1号:推古」「初の譲位:皇極」「配流1号:淳仁」
〇第3章 「エピソードに見る天皇」
「多子:嵯峨天皇」「光源氏のモデル:光孝」「后が2人:一条」「徒死:四条」「息子が一休さん:後小松」「「窮乏:後土御門」「百人一首の8帝」「武芸に秀でた天皇」「一芸天皇」「後世に認定された天皇:弘文、長慶」「天皇になれなかった人:道祖王、他戸、早良、高丘、恒貞」
〇コラム 「御陵印」「天皇と仏教」「天皇と和歌(勅撰和歌集)」
〇巻末付録 「天皇系図と年表」「知っておきたい皇室用語」「126代歴代天皇全データ」
|