お風呂からあがったゆうちゃん、そろそろねんねの時間ですよ。でも、まだゆうちゃんは眠くないみたい。
「ゆうちゃん、ねんねの じかんだよ。 おふとんさんが まってるよ」
ゆうちゃんに声をかけるのは、仲良しのうさこちゃん。まくらさんも呼びにきます。
「やーだ。まだ ねむくないもん」
すると、おふとんさんまでゆうちゃんに呼びかけて……。
作者の植垣歩子さんのお子さんが小さいとき「おふとんさんがまってるよ〜。早く寝よう」と声掛けしていたエピソードから生まれたというこの絵本。おふとんさんが本当にふかふかであったかそう。なんだか見ているだけでも眠くなってきそうです。
子育ての中でも寝かしつけって、本当に大変。どうにか一日を無事に終えて、あとは寝るだけ……のはずなのに。 ついつい怒っちゃう自分を反省したりして。でもね、あせっちゃいけません。仲良しのうさこちゃんやまくらさん、おふとんさんがこんな風に「おいでよ」と声をかけてくれたら、そろそろ寝ようかなって思ってくれるかもしれませんよね。
なかなか寝ないゆうちゃんも、そろそろ眠くなってきたゆうちゃんも、そしてもちろんぐっすり眠っているゆうちゃんも。全部可愛くてたまらない! 温もりたっぷり、しあわせたっぷりのおやすみ絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
************************ おふとんさんの温もりに包まれる しあわせたっぷりの、おやすみの絵本 ************************
お子さんがなかなか寝ないというお悩みは多いですね。つい夜更かししてしまう、眠たいのにまだ眠くないと言い張る、まだまだ遊んでいたい…。そんなときにぴったりの絵本が『おふとんさんがまってるよ』。
ぬいぐるみのうさこちゃんが、ゆうちゃんを呼びにきて、まくらさんが呼びにきて、でもゆうちゃんは「やーだ、まだねむくないもん」。とうとう最後におふとんさんがゆうちゃんを呼んで…。おはなしのくり返しに合わせて、お子さんにやさしく「おふとんさんがまってるよ」と声掛けし寝かしつけできる絵本です。24ページなので、短いおはなしが楽しめるようになった1〜3歳のお子さんにぴったりの長さ。
本書は、作者の植垣歩子さんが、お子さんが小さいとき「おふとんさんがまってるよ〜。早く寝よう」と声掛けしていたエピソードから生まれました。母としての優しさと、おふとんさんのぬくもりが重なって、ねんねの時間のしあわせが感じられる1冊となりました。
*** 読者・保護者からの声 ***
まさに遊びたくて寝たくないうちの子みたい! 「ゆうちゃん」をうちの子の名前に変えて読んでみたら、毎晩「読んで」と持ってくるようになりました(2歳男の子のママ)
うちでもまさに、寝るとき「おふとんさんがまってるよ」と言ってました。こんなに優しく言ってなかったかもしれませんが、寝かしつけにぴったりの絵本だと思いました(5歳女の子のママ)。
おふとんさんがまってるよ
タイトルがいいですね。
自分から眠くなって一人で布団に入る
自分の子供がこれをしてくれたらと
ずっと思っていましたが、
一度もないまま大きくなってしまいました。
この絵本の男の子も、ぬいぐるみやまくらが
寝ますよと誘ってもなかなかきませんでしたが、
おふとんが呼んだらあくびをしながら
来てくれました。
毎晩こうだったらいいですね。 (ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子14歳)
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