
アンのおばあちゃん(名前はバー)は、ときどき目の前に雲がかかったようになり、いろいろなことが思い出せなくなってしまいます。そこで、アンとおじいちゃん(名前はオン)は、おばあちゃんの幸せな記憶を取り戻すために、ある計画を立てます。 昔、生まれ故郷のベトナムで、おじいちゃんと結婚式を挙げたときに食べた、おばあちゃんの大好物「ガックフルーツのおこわ」をつくるのです。
アメリカ合衆国で数々の受賞歴を誇るベトナム出身の作家=タィン=ハ・ライは、この作品で3世代の家族の愛情、失われゆく記憶、そして、遠い故郷を想うときにわき上がる感情を、美しく描き出しています。

素敵なタイトルに惹かれ、手に取りました。
ベトナム難民としてアメリカに渡った家族のお話。
認知症になったおばあちゃんの思い出の中から、ベトナムの文化が垣間見えます。
タイトルの「100ねんさきまでしあわせに」は、結婚式での誓いの言葉だそう。それを知ると、さらに素敵だなぁと感じます。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子16歳、男の子14歳)
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