最も疾患数の多い「肺」。実際、肺炎・誤嚥性肺炎は死因の上位に長い間位置している。しかし、コロナ禍以前では、健康番組で肺の疾患を取り上げることは、ほとんどなかった。 その理由は、「肺は頑丈で我慢強い臓器」だから。 肺は内臓、それも生命維持装置でありながら、外界とつながっている稀な臓器で、常に危険にさらされているが、なかなか深刻な症状が出ない。 また、風邪などは誰もが経験しており、それゆえ呼吸器関係の症状は軽視されがちな一面もあった。 ただ、コロナ禍の影響で4年にもわたって「マスクをつけるのがあたりまえ」の生活を強いられた結果、息切れしやすく、ゼイゼイハァハァとすぐに息(呼吸)があがるなど、無視できない呼吸(器)の悩みに直面している人が圧倒的に増えた。 一体、どうすればいいのか――。 そんな悩みを解決するために、テレビなどでもおなじみの呼吸器の専門医が、今はもちろんのこと「100歳まで息切れしない!」呼吸の仕方について、写真などを豊富に使いわかりやすく解説。 目指せ、健康長寿!
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