
「先生、わたし、日本人です」 ケニア人の父と、日本人の母の間に生まれたリイマ。 差別とは何か? 無意識の偏見とは? 小学5年生の少女が自らのルーツをたどる。
ケニア人の父と日本人の母のあいだに生まれた少女・リイマ。同級生男子に「黒人」と言われたことで、自分は日本人だという確信が揺らいでいく。複雑な思いを抱えたまま、父の故郷・ケニアへ行く機会が到来する。
第1章は「人種差別」のテーマが全面に出ていますが、第2章では主人公がケニア旅行を体験するなかで自分の「ルーツ」を探り、人類は同じルーツを持ち繋がっていることに気づいていきます。1章の主人公を取り巻く狭い世界から、2章の「ルーツを探る旅」につなげていく壮大な広がりにご注目ください。
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