「たいへん! ハサミが とれた!!」
はたけのわきの 小川のほとりに 小さなとこやが ありました。 しゅじんは心のあったかい はたらきもののだんな、ザリガニータです。 そのうでまえはとてもひょうばんで、みせはいつも おきゃくさんでいっぱい。 ある日、大きなとりに みせをつぶされそうになり、 ザリガニータはとびだし たたかいましたが、ハサミをかたほううしなってしまい…
全国の園児に20年も読みつがれてきた大人気シリーズを市販化しました。 ザリガニの特性であるハサミの再生を物語に取り入れ、夏の畑の野菜や生き物もたくさん登場します。
作者のことば より ザリガニは、敵に襲われてハサミや足をつかまえられると、切り離して逃げる習性があります。「自切(じせつ)」といい、身を守る方法の一つです。とれたところは、再生します。それを知って驚いた私はふと思いました。 ーーザリガニは、とれたハサミが生えてくることを知っているのかな? そんな疑問から、この絵本が生まれました。(以下省略)
タイトルのザリガニータという名前にひかれて、読んでみました。ザリガニータのとこやには、いろんなお客さんがきて、わくわくします。さらに、腕前もいいザリガニータ。結構、無理難題もあるのに素敵なできあがりでびっくり。でも、そんな時に事件があり……。ザリガニの生態もわかる、楽しいお話でした。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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