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いつもとちがう水よう日

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  • 絵本
作: 丸山 陽子
出版社: 小学館 小学館の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 2024年06月21日
ISBN: 9784097252689

出版社のおすすめ年齢:6・7・8・9・10・11・12歳〜
35ページ

この作品が含まれるテーマ

みどころ

水曜日は早く学校が終わる。日直の当番が終わって帰ろうとすると、同じクラスのかいくんが声をかけてきた。

「ぼくんち、すぐそこなんだ。 あそびにきて」

かいくんの家は、うちとは全然違ってなんだか変わってる。沢山持っているカードを見せてくれたり、アイスを食べたり、マジックを披露すると、その後かいくんは言った。

「やねに のぼろう」

誘われるまま屋根の上に登り、一緒に雨上がりの空を見上げると、キリンやゾウみたいな大きな雲が見えた。その時、かいくんのお母さんが帰ってきて……。

小学一年生の女の子を主人公に、ある忘れられない日の出来事を丁寧に描いたこの絵本。大人になった私たちの目からみれば、それは本当にちょっとしたことに見えるかもしれない。けれど、子どもにとっては、心を揺るがす大きな事件だったりするのです。

自分の中に感じたとまどい、怒り、悲しみ。けれど同時に、相手の心の中にも同じものを発見する。そんな繊細で大事な瞬間を、優しく美しい風景が包みこみます。

誰にでも起こりうる、でも特別な子ども時代の思い出。海外でも評価される注目の絵本作家丸山陽子さんが、素敵な一冊の絵本にしてくれました。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

出版社からの紹介

学校が早く終わる水曜日のできごと

ある日の水曜日、小学一年生のありすさんは同じクラスのかいくんに家に遊びに来てと声をかけられる。かいくんの家で、誘われるまま屋根の上に登って、雨上がりの空を見上げる。そこにかいくんのお母さんが帰ってきて…。
子どもたちの日常のちょっとしたできごとを描いた、優しい物語。


【編集担当からのおすすめ情報】
私たち大人にとってはちょっとしたできごとでも、子どもにとっては忘れられない事件だったりします。そんな日常の1ページを、丸山さんのやさしい文章とイラストで表現した、ほんのりあたたかい気持ちになる絵本の登場です。子どもも大人も、自分の経験とくらべながら読んでみて欲しいです。

ベストレビュー

心がざわつくけれど

小1のありすが主人公。
学校が早く終わる水曜日の出来事を語ります。
クラスメートのかいくんに呼び止められて、家に遊びに行って。
珍しいものばかりでびっくりしているところで、
ちょっとしたハプニング。
かいくんの嘘で、かいくんのお母さんに叱られてしまう?
しかも、翌日のかいくんの行動に、心がざわつきます。
ささいなこと、ではないですね。
だからこそ、いろいろ考えさせられます。
(レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子0歳)

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