お子さんの「いや」「ダメ」で困っているママ&パパへ
子さんが急に言い出した「いや」「ダメ」「やだもん」などで困った経験はありませんか? でも、1歳から2歳にかけてのこうした行為と言葉は、この時期の子どもの育ちにとって大切なのです。さてその理由とは…。
あれもこれも「さわってみたい」「やってみたい」「自分のものにしたい」…。こうした姿は、1歳から2歳にかけての子どもにとって、ごくごく自然な姿なのです。でも、この時期の子どものこうした思いはほとんど同じ。ですから、そうした思いがぶつかり合うと【ものの取り合い】になってしまうのです。 「困った」と思わずに、周りの大人はまず順調に育っていると安心してください。そして、【ものの取り合い】などになったら、まずは「遊びたかったのね」などと、声を出してお子さんの思いをしっかりと受け止め、共感してあげましょう。すると、お子さんは【いつも自分のことを大事にしてくれている】という安心感や安堵感で満たされます。この安心感や安堵感を拠り所にして、お子さんは一歩踏み出すことができるようになります。 この一歩が少し背伸びして、お姉さんやお兄さんになって「かしてあげる」とか「いいよ」とか言えるようになることなのです。こうしたことの積み重ねを通して、子どもたちは大人や友達の思いや要求を受け入れたり、応えたりという心が芽生えてくるのです。
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