小さな犬は泣いている女の子に出会いました。何かしてあげたくて、小さな犬は涙のわけを考えます。本や雑誌の表紙を手がける画家として注目を集めている著者の初めての絵本は、心あたたまる傑作絵本。 2007年6月刊。
泣いている女の子のそばで、
一生懸命何かをしてあげようと頑張る小さな犬。
はじめは「きっと出来る!」と自信満々でしたが、
女の子が泣き止まないので、
だんだんと気弱になってしまいます。
それでも最後まで寄り添ってあげる姿は、
健気でいじらしく感じられました。
小さいから出来ない、
大きいから出来る、という訳ではない。
誰かに寄り添うことに体の大きさや、年齢の上下は関係ない。
ただ寄り添って、相手のことを考えてあげることが大切なのだと、
小さな犬の健気な様子から、
痛いほど感じられました。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子6歳)
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