レオは、ダンスが大好きな11歳の男の子。 場面かんもく症のため、家族としかしゃべることができず、 学校でも、なかなか友だちができない。 友だちと呼べるのは、愛犬のパッチだけだ。
ある日、レオのとなりの家に、同い年のリカが引っ越してきた。 レオが一言もしゃべらないことを全く気にせず、たくさん話しかけてくるリカ。 そんな明るく元気なリカも、ダンスが大好き。 互いの庭のトランポリンで一緒にポーズをとりながら、楽しい時間を過ごす。
リカとなら、友だちになれるかもしれない...。 レオは勇気を出して、自分がしゃべれないわけや、日々抱えている気持ちを、リカへの手紙に書くことにした。 しかし、元気いっぱいに見えるリカだが、実はだれにもいえない大きな秘密を抱えていた――。
それぞれに困難を抱えるふたりが、互いに支え合いながら友情をはぐくみ、 最高の友達になるまでを描いた、感動作。
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