わが子が健康であってほしいと願うのは、親であれば、当然のことです。しかし、人生には思いがけない試練が、ときに訪れます。自分の赤ちゃんが、なんらかのハンディキャップをかかえている、ということを知ったとき、多くの人たちががくぜんとし、途方に暮れてしまうことでしょう。人は誰でも、ハンディキャップをどこかにかかえながら、生きています。人が気づき、学べることがあるのは、そのおかげです。人は誰かをささえ、誰かにささえられることで、人生のいとなみの深い意味を理解することができる……。本書は、そんなシンプルな真実をさりげなく気づかせてくれる心温まる絵本です。
本文より うまくいえないけど、このカラダは、ボクじしんがのぞんだものなんだよ。だから、ママは、もうじぶんをせめたりしないでね。むしろボクは、ありがとうって、いいたい!こんなふうにうんでくれたママに、こころから、ありがとうって……。
つらいときには、そこからすこし、はなれてごらん。そうすると、みえなかったものがみえてくるよ。くるしみのなかにも、よろこびややすらぎがあり、うつくしさだって、すくいだってあるよ。しんぱいしないで。すべてはなるようになっていくからね。
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