
「どうぶつにもやさしい心があるのね」 思いやりのタネから広がる、あたたかくて美しい世界
都会のある町に、おばあさんが住んでいました。 おじいさんを亡くしてからずっと一人暮らし。 そこに、ある日、一匹のあらいぐまが現れました。
「まあ、そんなにこわがらなくても大丈夫。 こっちへいらっしゃい」
おばあさんはあらいぐまに食べ物をわけてあげ、交流が始まります。 しかし、町の人々はそれを良く思いません。 あらいぐまをじゃまものと決めつけて、捕まえようと見張っています。
それでも優しく接してくれるおばあさんでしたが、やがて具合が悪くなってしまい、あらいぐまはおばあさんへ恩返しをします。
現代社会にあるさまざまな問題について 互いに思いやる心の大切さを教えてくれる作品。
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