元気なリスのキッキは、あらしの後、きゅうに無口になりました。
ぶな森に住むリスのキツキはおおあらしの次の日からしゃべらなくなりました。仲間はキツキのことを心配してました。7日目の朝に、キツキが口の中からあるものを取りだしました。それは水色の卵でした。キツキは嵐の夜に親鳥のもとから離れた鳥の卵を口にいれてあっためていたのでした。卵は無事にかえり、キツキや
仲間たちは祝福します。キツキの雛鳥を思う優しい心、そしてリスの仲間達がしゃべらなくなったキツキを心配する心などこの本にはたくさんの思いやりの心がいっぱいです。読んだあと、大変すがすがしい気持ちになれます。 (ななみやさん 20代・ママ 女の子2歳)
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