お父さんに暴力を受けて育った大介と、難病をかかえ我慢だらけで育った卓也。5年生になりたての頃、大介は暴力で仲間を操り、いわれのないことで卓也をいじめる問題児でした。しかし、あるできことをきっかけに、二人はお互いを認めあい、強い絆で結ばれます。そしてその絆が強くなるにつれて、バラバラだったクラスがひとつにまとまっていきます。太先生を中心にみんなで協力し、運動会や音楽会を成功させていく5年3組。かけがえのない親友になった大介と卓也は、3月になったある日、太先生とみんなのために「とてつもない思い出作り」をしようと考えるのです。気持がどんどん元気になる童話。
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