「おばさんのおなかにいるグレゴリーは、いつ生まれるの?」小さなアイリスがたずねます。アイリスはいつかグレゴリーといっしょに遊びたいことを考えます。あかちゃんの誕生をめぐる神秘があたたかく描かれます。
姉のアイリスは、弟のグレゴリーの誕生を今か今かと待ち構えます。まずは「赤ちゃんてどうやってくるの?」というよくある質問。周囲が「コウンオトリが運んでくる」「キャベツ畑に埋まってる」なんていろんなことを言いますが、ママが笑って本当のことを簡単に教えてくれます。それからというもの、毎日毎日、待ちぼうけ。待っている姿が本当によく描けていて、一緒についつい身を乗り出しながら待ってしまいますが、とても好ましい。オチはないですが、赤ちゃんの誕生を迎える兄弟姉妹に読んで欲しい本です。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子3歳)
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