600年前の城を10か所で輪切りにして、石投げ機や弓矢での戦闘、騎士の装備、領主の宴会、職人の工房、きびしい刑罰、鷹狩りや馬上槍試合、そして周辺の農民の暮しまで、中世の人々の生活を細密に描く。
5歳の息子が、レゴの本で、
中世のお城にたいへん興味をもち、
「おしろのいちねん」という本を買ったところ、
ますますお城にはまり、
そしてこの本に至ります。
輪切り図鑑シリーズの1冊。
息子はこういった図解モノが大好きです。
目を輝かせて毎晩眺めています。
ヨーロッパ中世のお城(ここでは1350年のもの)、
10か所を輪切りにして図解したものです。
城は、戦闘と防衛のためだけでなく、
武力や財力を誇示するために建てられたものもありますが、
この本のお城は完全に戦闘と防衛のためのもの。
フランスのシノン城とイギリスのチェプストウ城がモデルだそうです。
ちなみにシノン城は、ジャンヌ・ダルクが国王に面会したお城として有名です。
城の構図、攻撃と防衛、家畜を飼い、作物を育てるなど人々の生活、食事や宴会、囚人や刑罰など、当時の様子がとにかく詳細に描かれています。
字が小さく、漢字のルビが少ないので、
小学校高学年以上向けでしょうか。
ですが、挿絵がとにかく素晴らしいので、
読めなくて見ているだけでも理解可能。
興味があれば何歳からでもいけます。
うちのオタク系5歳児も大満足です。 (Tamiさん 40代・ママ 男の子5歳)
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