村はずれの農場にひとりで住むフランチスカは、ある日森でくまと友だちになりました。くまにアントンという名前をつけてあげ、ふたりは一緒に住むことにしたのですが、村の人たちはよそもののアントンを…? 元気でしっかり者の女の子と、お料理上手で陽気なくまのちょっぴり切ない友情の物語。かわいいさし絵もいっぱいです。
人間の女性・フランチスカとくまのアントンが共同生活を始めます。
うまくいくのかと思ったら、くまのアントンは家の中の仕事が得意、さらにジャム作りもとても上手なんです。
アントンが薪割りをする時に、好きなものがあると薪を割りたくなると言うがとても印象に残りました。
終わり方は少し切なく感じました。
勇気も知恵もあって、更にお料理上手なアントン、こんなくまなら一緒に暮らしたいなあと思うかもしれませんね。
分量的にはページ数も多くなく読みやすいのですが、アントンがフランチスカに淡い恋心を抱いているように感じるところがあるので、そういう感情が読みとれるのは、低学年では無理かなあと思います。
女の子だとそういうことに敏感なので女の子なら感じ取れるかもしれませんが。
内容的には中学年ぐらいかなあと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
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