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シリーズ完結巻。教科書では語られない「遣唐使」の真実の世界を再現します。 唐に渡った留学生たちの苦難や情熱を描いた物語。
先日、テレビで阿倍仲麻呂のドキュメンタリーを見て以来、
「けんとうし」にハマりかけてる息子。
その「けんとうし」の絵本で、さらに、
行ったことのある九博の出版している絵本とだけあって、
さすがにこれは食いついてきた!
物語は、「つくし」という10代の少年が主人公。
若くして遣唐使の一団に加えてもらったつくしが、
皇帝陛下に謁見するシーンでは、
「ほんとにこんなことあったのかな?!」なぁんて
半信半疑の息子でしたが、
唐に渡ってきて20年、遣唐使井真成の死や、
真成からあずかった経典を命がけで日本に持ち帰るつくしの姿には、
心を打たれたようでした。
つくしは、実在の人物ではないけれど、
かつて大勢の人が、命がけでもろこしへ渡り、
そしてまた命がけで帰国し、
さまざまな文物、文化を伝えたことは事実。
その歴史の壮大さに、心を打たれる一冊です。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子9歳、女の子4歳)
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