恐竜を中心に恐竜の時代を生きた動物を紹介。 最近の研究によれば、最初の恐竜が現れたのは、今からおよそ2億4000万年ほど前と言われます。 大きさも、くらしかたも様々な恐竜たちは、主に中生代とよばれている時代にさかえました。 そして、恐竜は現在でも生き続けています。 そう、私たちがふつう「鳥類」として考えている動物たちは、実は恐竜のなかまなのです。 恐竜には、さまざまな種類がありました。首や尾の長い巨大恐竜、鋭い歯をもった肉食恐竜、背中や尾などにとげや こん棒のようなものをつけて武装した恐竜、頭に角をはやしたり、とさかのような装飾をつけた恐竜…。 もちろん、恐竜だけで生きていたわけではありません。 本書では、恐竜を中心に、大昔の生物たちを、五十音順に、カラーイラストで紹介しています。 恐竜に関する研究は、いままさに伸び盛りのときです。アメリカ、ヨーロッパだけでなく、中国やモンゴル、 南米や日本からもいろいろな発見がなされ、様々な研究が行われており、論文として発表されています。 まさに「10年ひとむかし」といって良いでしょう。 本書では、出来うる限り最新で、なおかつ信頼の置ける情報をとりあげました。
●編集者からのおすすめ情報● これまで日本で発見され、学名のついた(論文として発表された)恐竜には、 フクイサウルス、フクイラプトル、アルバロフォサウルスがあります。 本書では、これらの恐竜も出ています。 そして2010年の6月にはフクイティタン(Fukuititan nipponensis )が発表されました。 これは首と尾が長く四本脚で歩いた恐竜です。この本ではこのフクイティタンも解説してあります。 フクイティタンの解説は、児童書では本書がおそらく世界で初めてです。 10年前と比べると新しく発見された恐竜の数は飛躍的に増え、考え方も、かなり変わってきています。 想像すら出来なかった事実も、次々にあきらかになってきました。 恐竜を通して、生物の進化や、私たちが今ここに居る意味なども考えられたらと思います。
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