親しみやすい選集、珠玉の60編。 『金子みすゞ全集』から60編を選び、旧仮名遣い・旧漢字を改め、美しい装丁の小型本にまとめました。 今や、みすゞといえば…の作品となった「わたしと小鳥とすずと」「大漁」「つもった雪」「星とたんぽぽ」などは、この選集から広がっていったものたちです。 初めてみすゞに出会う方におすすめの本です。
【収録詩】 [お魚]お魚/大漁/土と草/草の名/しば草/木/土/まゆとはか/つもった雪 [春の朝]春の朝/足ぶみ/なかなおり/ふうせん/はだし/もういいの/あさがお/もくせい/どんぐり/あした [みんなをすきに]みんなをすきに/おかし/わたしのかみの/さかむけ/あるとき/たもと/しかられるにいさん/犬/おひる休み/となりの子ども/くれがた/だいだいの花/だるまおくり [つゆ]つゆ/木/わらい/はちと神さま/げんげの葉のうた/げんげ畑/朝顔のつる/夕顔/みこし/石ころ [わたしと小鳥とすずと]わたしと小鳥とすずと/ふしぎ/次からつぎへ/星とたんぽぽ/茶わんとおはし/なしのしん/こよみと時計/ゆめとうつつ/だれがほんとを/こだまでしょうか/こころ [すなの王国]すなの王国/美しい町/しょうじ/ぬかるみ/花のたましい/雪/日の光
金子みすずさんの本は、今、いろいろな画家の方とコラボされて、たくさんでています。この詩集は、初期のものでシンプルな挿絵が描かれているだけです。
本の大きさや、レイアウトなど、みすずさんの詩にぴったりです。私がみすずさんの詩に最初に出合った思い出の本で、いまでも読み返します。
絵がないぶん、想像がふくらむような気がします。
「こだまでしょうか」も載っていますよ。 (どくだみ茶さん 40代・ママ 女の子10歳)
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