びりりり。ぴっ。しゅるるる。大きなはっぱ、小さなはっぱ、ながーいはっぱ、いろんなはっぱをちぎってみよう。すべすべ、ざらざら、けばけばのはっぱ、ちぎってみると、ほら、ふしぎなもようができるよ! ぶちっ……汁が出てきた! きゅるー……糸が出てきた! ぴりっ……うわ、くさーい! もっと、もっととちぎりたくなる、ダイナミックな植物あそびの絵本です。
多田多恵子さんの監修している写真絵本が好きです。
小学生くらいの子どもたちにとても分かりやすい内容なので、学校の読み聞かせによく使わせていただいています。
今回の作品は写真ではなく絵だけの表現で、主人公として描かれている子どもたちの年齢を考えると、もっと低年齢のお子だもたち向けの作品のようです。
4,5歳児くらいでしょうか。
絵本を見ていて思ったのですが、確かにこのくらいの子どもたちって、葉っぱを抜いたりちぎったりしますね〜。
女の子はおままごとに使ったり…。
最後のページに描かれているやり取り、
「うわぁ〜、 くちゃっぱら〜」
特に印象L的で可愛かったです。
多田多恵子さんからのあとがきも巻末に載っていて、大人たちへの注意、作中に登場した植物の解説などもついているので、この絵本を子どもたちに読む前にはよく目を通して、読んだ後にちょこっと説明してあげるといいかなぁと、思いました。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子21歳、女の子16歳)
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