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からたち林の二十八星てんとう虫は、欲ばりでいばりん坊で、他のてんとう虫をこまらせます。虫になぞらえた作者得意の寓話です。
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これはかこさんシリーズではマイナーなのかな?
「からたちばやしのにじゅうやほしてんとう虫は、欲ばりでいばりん坊で、てんとだいじんと呼ばれ、他のてんとう虫に恐れられています。そのてんとだいじんに子供が産まれたり、死んだり、お祭りがあったりで、なにかとてんとだいじんにお義理立てするにも、その都度怒りに触れ、ひどい目にあわされてしまいます。最後はてんとだいじんもいなくなり、平和な春が来るのを待っている・・・。」
こんな感じの内容ですが、毛虫、蟻地獄、クモの餌食にされてしまったり結構残酷。なのに、悪者は風に飛ばされていなくなるという、ヒーロー話としてはあれれれ?
しかし、沢山のてんとう虫がかわいらしく、アイデアを出し合っているところがケナゲでおかしかったりします。 (ぽぽろんさん 20代・ママ 女の子3歳、男の子2歳)
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