内容:くまの子は知りたくてたまりません。大好きなはちみつがどこからきたのかを。はちみつの魅力と情報がたっぷりつまった上品な翻訳絵本。
解説:はちみつが、食卓にのぼるまでをどんどんさかのぼっていく楽しい絵本。
リリーは、美味しいはちみつが大好き。でも、このはちみつ、いったいどこからきたのかしら。リリーは、はちみつがどうしてここにきたのかを、知りたくなります。すると大人のポピーが教えます。「お店で売ってた」と。するとまたまたリリーは聞きます。「そのまえは?」「トラックで運ばれてきたんだよ」「そのまえは」…それをなんども繰り返して、とうとうみつばちまでたどりつきます。みつばちのすごい働きによって、おいしいはちみつが出来ることを知ったリリー。次は、パンがどこからきたのか気になるのでした。
身近なものが手元にくるまでをさかのぼっていく楽しいストーリー。またそれとは別に、はちみつのできるまでを別枠で更に分かりやすく解説しています。とても丁寧に描き込まれた内容で、はちみつの情報と魅力をたっぷり味わえる絵本です。
絵本のスタイルで「はちみつ」を社会学的に説明しています。ハチが蜜をつくり、養蜂家が蜜をあつめ、ビンに詰められて売られて、手元に届くまでを、美しい切り絵で表現しています。細かい説明まで丁寧にされているので「はちみつ」をわかりやすく説明するには一番の本かも知れません。でも、難しい本ではありません。とってもかわいらしい絵と子どものなんで?に答えるには役立ちの絵本です。 (ぶらんこさん 20代・その他の方 )
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