土器・石器などの「遺物」、古墳・住居跡などの「遺構」、それらが見つかる場所である「遺跡」。土に埋もれたこれらを発掘し、古代の人々の生活や価値観などを調べるのが考古学です。縄文時代の人々は乱暴な自然開発をせず、自然と共生する生活をしていたことがわかっています。考古学は、時を越えた「異文化」を知ることで、現代に生きる私たちが自らを見つめるきっかけを与えてくるのです。本書は、こうした考古学の考え方、発掘のしかた、土器の修復方法、年代測定方法などを、多くの遺物を例にあげながら紹介します。
<第1章>考古学と発掘調査……考古学とは/発掘調査の準備/これが発掘現場だ!/土器はどうやって修復するの? 他 <第2章>考古学のモノの見方……年代はどうやってわかるの?/ゴミ捨て場は宝の山/石器判定法/土器解読法 他 <第3章>現在と過去をつなぐ……ムラとマチのいまむかし/お墓のいまむかし/考古学と現代 他
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