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ダウン症のおともだちの文化を理解し、助け合い、協力する気持ちを育てる。
第10回(2008年度)学校図書館出版賞大賞 受賞
【ここがポイント!!】 ◎ 障害を理解するための「最初の一歩」 ◎ よくある事例がイラストでわかる ◎ 困っていることへの工夫を紹介 ◎ ふりがな付きで小学生から読める ◎ 親子で、先生と生徒で一緒に読みながら考えられる
ダウン症のお子さんの支援につかせていただく前に、少しでも特性や注意すべき点を勉強したいと思い、あらゆる本を読みました。
その中でも、このシリーズは子ども向けに書かれたもので、小学生でも読みやすいように送り仮名もふられていて、また、イラストがフルカラーでわかりやすく書かれていて、一番参考になったと思う一冊でした。
この本に登場してくるのは5人の小学生のダウン症のお友達です。
全てのダウン症のお子さんに当てはまるわけではありませんが、一般的に・・こういう特徴のあるお子さんが多いという点では、非常に参考になります。近視、頚椎のこと、咀嚼力のこと、言葉がどもる、筋力が弱い、体温調節が苦手・・などなど生活の中で気をつけなければならない点も書かれていて、実際に私が携わるお子さんにもそれは言えることでした。先に、学んでおいたおかげで、少しでも理解したうえで関われたのではないかと思います。
この本をそのお子さんの支援が終わった1年後にもう一度読んでみたのですが・・更に共感できる部分が多くありました。
ダウン症のお子さんを見かけることは街中でもよくあります。1000人に一人の割合という事ですから、珍しくもないと言ってよいでしょう。
お顔立ちが似ているということもありますが、街で見かける度に、私自身が支援に携わったお子さんを思い出し温かな気持ちに包まれます。
とても性格的にも朗らかで、幸せを分けてくれるような・・そんなお子さんが多いようですが、まさにその通りです。
私は、親御さんの気持ちに寄り添うところまでは・・・できないかもしれませんが、少しでも正しい知識を持っておくということは出来ます。
しょうがいを理解するうえでも、事前に理解を深めておくというのは大切だと思います。
この本は子ども向けなようで大人でも為になりますので是非お勧めします。 (Pocketさん 40代・ママ 女の子14歳、男の子10歳)
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