いつも常識をふりかざすおとなの間で、のんびりできない子ども達ですが、こんなゆったりしたおとながそばにいてくれたら・・・と、きっと思うのがこの絵本。このおおらかさは、思わず深呼吸したくなる程です。 「おとながゆったりだと、子どももゆったり大きくなれるんだ。」ということがユーモアいっぱいに描かれています。子どもが大好きなナンセンスな展開を、よりおもしろくさせているのは、何といってもこの絵本に登場するおとなたちの存在だと思いませんか?
ずいぶん前に弟が佐々木マキさんの絵本が好きで、
娘に数冊購入してくれた1冊です。
我が家では8歳になった娘も、3歳の息子もこの本が好きで
寝る前の1冊に良く選ばれています。
娘と庭師のお父さんとの掛け合い、
なによりセイウチを怖がらない娘と、セイウチとの
関係がユニークで、一緒に映画館で動物映画を見て
セイウチが「グフ!グフ!」と笑うシーンが
子供たちが大好きなようです。
現実的にはありえない話ですが、大きな体のセイウチが
人間と仲良く触れ合っている様子は、夢があって
子供たちが魅かれるポイントのように感じます。 (ゆーりかずりんさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子3歳)
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