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オニのぼうやの毎日はとっても退屈。ある日、一冊の本を拾ったぼうやは、親の反対を押し切り学校で字を習うことに……。やがてパパとママも本に夢中! 本を読む喜びを親子で分かち合える絵本。
ちっともオニらしくない人食いオニの子供が、毎日食べ物のことばかり考えている両親にげんなりして、人間の子供たちが通っている学校へ行きたがります。
両親はかわいい子供が「学校に行かせてくれなきゃ、絶対に食べない」とまで言うので、根負けして学校へ通わせるにします。
そして、人間たちが作った楽しい本に魅入られ、人間たちに教わった新しい料理、お菓子なんかを作り始めます。
ただ、食べることだけを生き甲斐にしていたオニの家族が、少しずつ変わってくる様子がなかなか楽しかったです。
この絵本を我が家で一番気に入ったのは、下の子でした。
今、幼稚園に行くのがとっても楽しいこの子には、このオニの子の気持ちがよくわかったのかもしれません。 (てんぐざるさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子4歳)
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