とあるおでん屋台のお鍋のなかにある異次元空間・おでん村を主要舞台におでんくん・だいこん先生・たまごちゃん・いとこんくん・スージー・ジャガーなどの“いい味”出まくりキャラが巻き起こす次世代絵本!
おでんくんたちは、今日もどこか牧歌的な雰囲気が漂うおでん村で、鍋の向こうのお客さんに食べられるのを待っています。その間、おでんくんは、まわりの困っている住人たちのために、頭のハチマキをシュルリとほどいて、なんでも夢がかなう「夢おかか味のおにぎり」などをポトリと出し、のぞみをかなえてあげたりしています。また、お店のお客さんのお母さんがガンにかかっていることを知らされると、鍋の外の世界に飛び出し、お母さんに食べられて胃の中に入り、ガン細胞のガンノスケと対決したりもします。そんなおでんくんの夢は、自分のお母さんに会うこと。その日を楽しみに、おでんくんの1日1善の日々は続きます。
ガンモやキンチャク、タマゴ、イトコンなど、おでんの具が主人公。イラストがおもしろかったので、つい買ってしまいましたが、漢字混じりの文章にルビがふってなかったので、娘が読まないのではと、心配でした。しかし、本を開いた娘に大受け。先日、続刊が出るいう広告が雑誌に掲載されているのを見つけると、早く買ってきてと、うるさいほど頼まれました。時々、食卓を彩るおでんを思い出し、身近なキャラクターだからこそ親近感を覚えるのだろうと感じました。この本のおかげかどうか、最近は漢字にも興味を持ち出し、よく読み方を聞かれます。 (ユカパパさん 50代・パパ 女の子6歳)
|