
森の人、オランウータンに会いにボルネオ島へ! 熱帯雨林の巨木の上で生活するふしぎな類人猿、オランウータンに密着。木のてっぺんから撮影した、貴重な写真が満載です。

わたしもオラウータンは好きです。人間ぽいしぐさが可愛くて、見ていて飽きません。
彼らの多くが住んでいるのはボルネオ島とスマトラ島です。熱帯で密林!
著者である横塚さんは、オラウータンが好きで、どうしても会いたくて、そのために高い木に登る「ツリークライミング」という訓練までしたそうです。
カメラ目線のオラウータンの子どもや、オラウータンの男女の見分け方やリーダーの雄の見分け方、毎日機の上の寝床を変えているというオラウータンたちの生活の一部を、この写真絵本で(ほんのちょっぴりですが)うかがうことが出来て、楽しかったです。
この本は、前と後ろの見返しまで凝っていて、
前の見返しには、オラウータンの生息地のことや類人猿の分類。
後ろの見返しには、「ツリークライミング」の必需品と手順が描かれていて、ここも見ごたえがありました。
動物の好きな方、自然界の写真を見るのが好きな方にもお薦めです。
でも、解説が多くし、写真を邪魔しないように白抜きの文字も多いので、読み聞かせにはちょっと不向きかも。何かの機会に小学校高学年以上でブックトークできたらいいなと思います。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子23歳、女の子18歳)
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