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ボルネオ島の森を流れるキナバタンガン川。現地の人びとはこの川で顔を洗い、歯をみがく。この川の水面に突き出た、黒くうねる影。流域の森に住むアジアゾウの仲間、ボルネオゾウが鼻を出して泳いでいるのだ。人もゾウも同じ川の水を浴び、川面を叩きつけるスコールを浴びて一日が過ぎていく。そして、森に住むたくさんの動物たちも、長い長い地球の歴史の中でできあがったこの川に生かされている。生命と川の物語を描く写真絵本。
日本の生活とはまったく異なるボルネオ島での暮らしの様子を知ることができる興味深い絵本でした。日本での生活を当たり前のものと思っていた我が家の子どもにとって、同じ川を人間とゾウが共に使うことは、非常に驚くべきことだったようです。 (さくらっこママさん 40代・ママ 女の子8歳、男の子6歳)
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