わたしは、ユペッ川の高い山を守る熊神です。ある日、心の美しいアイヌにうたれ、その家にまつられました。そこにはおどりのじょうずな小さな男がいました。
これもアイヌ神話の絵本です。
この絵本の内容は、いつかどこかで聞いたような話でした。
そして、私が一番アイヌの話いらしいな〜とイメージしていた「アイヌ」に近かったです。
アイヌの神さま=熊の神さまと勝手に想像していたのは、やはり北海道のお土産に石狩川で鮭をくわえている木彫りの熊が有名だったからではないかな〜と、思っています。
このお話ではあるアイヌの家で踊っていた小男は何かの神さま(たふん付喪神に近い”神さま”のことを言っているのだと思います))だったが、それがなんだったのか、何となくしか感じ取ることができなかった。
気になって仕方がないから、熊の神さまは何度もそのアイヌの家に行くのだというストーリーでした。
お話は面白いのですが、
独特の色使いと、この絵本に関しては石倉さんのイラストの線が細いのと、祭りが夜に行われているせいで、背景が暗いページが多く遠目が効きません。
あまり大勢いるところでの読み聞かせには向かないかもしれません。
話してあげるのなら小学校高学年くらいからいかがでしょうか? (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子11歳)
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