子どもたちの未来のために読みたい原発絵本
3.11の福島第一原発事故以降、私たちは放射能汚染の恐怖と向き合いながら生活していかなければならなくなりました。特に放射能の影響を受けやすい子どもを持つ親たちは、未来を案じ大きな不安を抱えています。 そんななか、子育て中の母親たちを中心にインターネット上で大きな反響を呼んだ作品があります。「たしかにべんりになるけれど これは『ばくだんになるもの』じゃないの?」−−そんな人々の不安の声はどう封じられ、どうやって原発が作られてきたか。3.11以降、人々の生活はどう変わってしまったか、数世代先の未来に何が起こるのか。 著者は小さな子供を持つ主婦と会社員の男性というごく普通の人たちです。ひらがなだけの文章と絵で綴られている本作は、ブログ公開とともに大きな反響を呼び、小さな子どもの母親たちを中心に共感の声が寄せられました。このたび、その話題作の絵と文を描き直し紙の絵本オリジナル版として刊行します。 本作に描かれる未来は、決して明るいものではありません。けれど、子どもから大人まで、ぜひ多くの方に読んでいただき、その未来を明るいものにするには何をすればいいのか、みんなで考えてほしいと思います。
個人的には私も「核」の平和利用はないと思うのでこの絵本の趣旨に賛成です
今でも思い出すのは3/11当日の朝、某電力会社からの「オール電化」の勧誘電話、それと頻繁にテレビ放映されていた原子力発電所の見学会のCM
安全神話が崩壊した今CMが、流れないのは認めた証拠
そしてただ一つ稼働していた北海道の泊原発が(定期検査)止まりました
「電力不足」と叫ぶ前に「核の脅威」にさらされている上での生活であったことを私たちは知ったのです
ドイツのグードルン作「見えない雲」をナビの感想で見つけて読んだ後すぐに自分も借りて、地域の小さな子供を持つ親子のお話会で紹介をしたときに、あまりにも無関心さに唖然としたことがあります
風化するには早すぎますね
何がそうさせているのでしょうか・・・?
日本特有の「平和ボケ?」それとも現実の生活に追い込まれていて「誰が専門家に任せた方が・・・」
そういうところに食い込んでいけるのがこの絵本だと思います
巻末にある製作に携わった方々の胸の内をぜひじっくりと読んでみてください (風の秋桜さん 40代・その他の方 )
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