
小学館の『世界のメルヘン絵本』というシリーズから出ている1冊で、挿絵は井上洋介さんが描いていました。
この話は”ノアの方舟”の中国版とでもいう感じの内容で、お話の後半、水が引いた後の世界での人間同士のやり取りは、
いかにも中国の儒教的な世界観だと思いました。
主人公の王小(ワンシャオ)をはめた地主の息子・張三(チャンサン)の姿は、人の「欲」の象徴のように描かれていて、人としてよくない部分を見つめ返えす「悪人としてのはまり役」でした。
王小の国の王さまが、張三の言葉ではなくちゃんと正しいものを見る力のある王でよかったなと思いました。
中国の昔話としては、かなりドラマチックなお話だと思います。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子11歳)
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