アジア・アフリカの絵本シリーズの第一弾、インドの絵本です。 1,2,3と数の数えかたが、日本語と英語で書いてあります。そして、一匹ずつ動物が増えていき絵の中に隠れていきます。 リズムカルな楽しい数え歌が石津ちひろさんの訳で。テンポよく進んでいき、読んでいる方も気持ちいい。 そしてなんといっても興味深いのが動物達の絵。インドの民衆画で、祭事などに描かれるエキゾチックな動物達。インドでは動物寓話がたくさんあるそうで、西洋画になれてしまっている私達の感覚にはとっても新鮮にうつる面白い姿の動物がたくさんでてきます。 力強く太い線で描かれた動物達と繊細な装飾画の様な樹。色彩、ビジュアルセンスなど興味津々です。まだまだ知らない世界がたくさん広がっていきそうなインドの絵本。 もっと色々見てみたいですね。まだまだ紹介されるそうです。 子供のうちから色々な感覚に触れて豊かな表現力が身につくときっと面白いと思います。うらやましいですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「韓国の絵本10選」に続いてのシリーズ。10月からは「インドの絵本」が始まります。その後、オーストラリアやアフリカの絵本も続々登場。 インドには豊かな伝承文学や動物寓話がたくさんあり世界中に広まっています。今回ご紹介する絵本には、インドの民衆画であるワルリー画、ゴンド画、ミティラー画というもともと民家の壁に描かれた祭事にちなんだ絵で描かれたものもあります。西洋美術とは違うものの見方をみせてくれる民衆画が絵本になり、さらに子どもの本に大切なユーモアやナンセンス、そしてビジュアルとしての質の高さを感じていただけるかと思います。 1冊目の『1・2・3 インドのかずのえほん』は、1ぴき2ひきとリズミカルなことばにのって登場する動物たちを探す絵あそびにわくわくするユーモラスな絵本。 ことば遊びの名人石津ちひろさんのたのしい訳で、声に出して読むとさらに楽しめます。
1から10までその数の動物達が登場し、木に登ります。
最後は鈴なりの木!が圧巻です。
次男は???という感想でしたが、数の概念を視覚的に表現した絵本です。
訳文には言葉遊びがあり、そこは石津ちひろさんの登場ですね。
思わず拍手!です。
絵はよおく見るとインド美術の筆致でなかなか味わい深いです。
確かインドはゼロの発見など数学の概念が発達した地域。
こんな絵本が書かれることも興味深いですね。
英語のOne、Two、Three・・・も出てきますので、
英語に興味津々の長男にも紹介しましょう。 (レイラさん 40代・ママ 男の子12歳、男の子10歳)
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