きのこみたいな髪型の主人公、みこちゃんは見るからに素直で元気そうな女の子。表紙の絵でも遠足の準備をうきうきで楽しんでいる様子。・・・ところが、遠足の前の日、朝起きると熱があってせきもでているのです。みこちゃんはお母さんに連れられて病院へ。おうちへ帰ったみこちゃんおくすりを用意してくれたお母さんに「おくすりなんて飲まない!」。ふとんのなかでぷんぷん、すると・・・。みこちゃんはちゃんと動物園に行けるのでしょうか。そして動物達に会えるのでしょうか。 遠足や運動会を楽しみにしすぎて熱が出ちゃう子、いますよね(笑)。そんな微笑ましいエピソードをさらに面白くしているのはみこちゃんのキャラクター。みこちゃん、というより絵を描いてる方の人柄が伝わってきちゃうくらい明るい雰囲気、登場人物もなぜかみんな大きなアップの顔が多い気が・・・。 とにかくなんだか読んでいるこちらまでうきうきしてしまう顔なのです。最後はちょっとじわっともします。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
明日は遠足、だけど風邪をひいてしまったみこちゃんは、 お薬を飲もうとしません。お布団の中にもぐりこんでいると 「おっほん、おむねをはいけん」と、声がしました。 毛布のはじっこからのぞいてみると、 お医者さんの服を着たぞうと、看護婦さんの帽子をかぶった ペリカンがいました。 みこちゃんを診察したぞうのお医者さんは…。
みこちゃんは遠足に行けるのでしょうか?
この本を図書館でかりてきたとき、ちょうどおたふくにかかってしまい数日保育園はお休み。そんな時読んでいた絵本です。
絵本の中で熱を出しているみこちゃんはオオサンショウウオのベットでひんやり、とても気持ちよさそうに寝ていました。それを思い出し、真っ赤な顔をしている娘に
“オオサンショウウオにきてもらいたい?”
と聞いたところ
“・・・”
ひいていました。やっぱりひくかな。自分が病気で大変な思いをしているときに何てこと聞いてるんだあんた!!という気持ちか、オオサンショウウオはちょっと・・・という気持ちだったのかはわかりませんが、多分両方ですね。
こんなお医者さんが来てくれたら、病気なんてすぐ治っちゃいます。しかも治るまで楽しく過ごせちゃう。みこちゃんの個性的な髪型もとてもかわいいです。 (月の涙さん 30代・ママ 女の子5歳)
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>>> ユウchan「あしたはえんそく」
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