あかちゃんから絵本シリーズ第8巻.
土佐さんの描いた「せかいのしくみ」を見て、谷川さんがイメージしたのは「マンダラ」でした。 じゅもんのようなことばに、世界が次々と変化していきます。
「かぽ」と唱えると、 「すーごーはーしー/たーるーみーにー ぼーばーめーらー/しゅーぼーにょーりゅー」 と、火が燃え上がります。 「でむ」で水が吹き出し、 「るん」で風がおこり、「んん」で光が! そして、「どどごんくん/ざるんすきぱ」と、 世界が生まれたのです。
この本は“谷川俊太郎さんとアーティストがおくる「あかちゃんから絵本」”というシリーズで、新しく出た1冊です。
今回、挿絵<アート>を担当された土佐信道さんという方は、「明和電機」というアートユニットで活躍中の方だそうです。
なんか、さすが!でした。これは赤ちゃんから大人まで、幅広い人たちに楽しめる作品になっていると思います。
内容的には1つの不思議な形を、カレイドスコープのように見る方向を変え(角度を変え)て見えてくる色々な姿を楽しむ。みたいな感じです。
谷川さんの作られた言葉さえも文字が絵と一体化したアートになっていて、すごくすごく面白かったです。しいていうと、お話会などで使うにはちょっと小ぶりの作りになっているのが気になりました。
ここまで楽し絵本なら、できたら『もこもこもこ』くらいのサイズにしてほしかったです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子12歳、)
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