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「ぐりとぐら」も「だるまちゃん」も、みんなここから生まれました。 現代日本の絵本の礎を築いた画家10人が語る、創作と人生。 「母の友」好評連載、待望の単行本化!
『母の友』に掲載していた頃からこの作家のアトリエシリーズが好きでよく読んでいました。
実は、○月号にはどの作家さんが掲載されているのかという一覧表を手作りしたぐらいです。
というのは、図書館の絵本の勉強会で作家さんをテーマに毎月勉強していて、その時にこの作家のアトリエがとても参考になるのです。この巻にはありませんが、長新太さん、堀内誠一さんなどを勉強した時にも使いました。
この巻でいうと赤羽さんの時には司会をしたので、このシリーズにはいつもお世話になっているのです。
今回は、2月にバス研修旅行で井上洋介展を見に行くことになり、その前の下準備として井上洋介さんを勉強しています。
井上さんの不思議な作風には、戦争の原体験があるということ。確かに生活の中に潜む得体のしれない不思議さだったりあやしさ・こわさに通じるものを井上さんの作品から感じます。
ここに取り上げられている方々は大御所ぞろい。
かこさんが伝記絵本を作りたいと書いていらして、最近かこさんの海を渡った日本人シリーズの伝記を2冊読んだ後だったので、ぜひその続きの巻を出版していただけたらと思いました。
かこさんの「人には知られなくとも、自分のやりたいこと、それを通じて他の人のためになるということを黙ってしっかりやる」という言葉が心に響きました。
作品だけでなく、それぞれの作家さんたちの生き方、言葉に触れられて、とても幸せな気持ちになる本であるし、大人は特にこれからの自分の生き方の参考にもなるのではないかと思いました。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子12歳)
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