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地球ものがたり インカの村に生きる

地球ものがたり インカの村に生きる

作: 関野吉晴
出版社: ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,980

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作品情報

発行日: 2012年10月31日
ISBN: 9784593586783

22.3×23.4cm 60ページ
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地球ものがたり 海のうえに暮らす

みどころ

南米ペルーのアンデス山脈の山奥深くにあるケロ村。そこでは、インカ帝国時代からほぼ変わらない、自給自足の生活をしています。この写真絵本は、苛酷な自然環境のもとでケロ村の人々が知恵を絞った暮らしをしている様子をレポートし、科学で自然をコントロールしようとするも決してうまくいっていない私たちに、多くの気づきを与えてくれます。
アンデス山脈の深い谷のなかにそそりたつマチュピチュ遺跡を作ったインカ帝国は、優れた石づくりの建物や道路、美しい織物や土器を生みだしました。かつてのインカ帝国時代の暮らしをいまも続けている村を探し、ケロ村にたどり着いた著者ですが、そこは皆が「野ウサギしか住まない」という荒地でした。村は富士山よりも500メートルも高い標高4300メートルのところにあり、岩だらけで急斜面に囲まれていました。このような厳しい環境でも、知恵と工夫で人々は立派に暮らしているのでした。家の作り方、食物の栽培、家族のあり方、大切な働き手としての子どもの役割、そして信仰。多くの迫力ある写真にぐっと心が動かされます。巻末にはイラスト入りの解説があり、ケロ村の暮らしがわかりやすくまとめられています。
著者は、「グレートジャーニー」で世界中を旅した探検家・関野吉晴氏。村の人々の暮らしに密着してはじめてわかったこと、撮影できた表情など、みどころが満載です。

<出版社リリースより補足>
■グレートジャーニー
700万年の昔、アフリカに誕生した人類が、400万年をかけて、ユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸にまで拡散していった約5万3千キロの行程を、イギリス人の考古学者ブライアン・M.フェイガン(Brian M. Fagan)は「グレートジャーニー(The Great Journey)」と名づけました。
関野 吉晴の冒険旅行を全8回にわたり「グレートジャーニー」として、また日本人の足跡を追った冒険旅行を「新グレートジャーニー」としてフジテレビ系列で放送。現在、BSフジにて再放送中(BSフジホームページより)。また2013年3月から6月の予定で東京上野・国立科学博物館にて特別展として開催されます。

(金柿秀幸  絵本ナビ事務局長)

地球ものがたり インカの村に生きる

出版社からの紹介

グレートジャーニーで世界を旅した探検家・関野吉晴が見た、人間が生きる知恵を迫力ある写真とともに紹介。

<展示会情報>
2013年3月20日〜2013年6月9日
国立科学博物館「特別展」グレートジャーニー開催!

ベストレビュー

ジャガイモ、トウモロコシ…、インカの生活

写真絵本(だと思います)です。
「グレートジャーニーで有名な探検家関野吉晴さんの見たインカの村。
豹4300メートルの富士山より高い土地に暮らすインカの村の人たちの知恵はすごかった。
実は私分かり頃中南米のペルーにあこがれていたんですよ〜。たまたま見た「マチュピチュ」の写真に惹かれて、行ってみたくて…。
残念ながら当時フジモリ大統領(日系ペルー人)の事件などがあり、国が混乱していて、とても観光で行ける雰囲気でなくてあきらめましたが。

やっぱり、ペリーの山で暮らしている人たちの写真とか見ると、行ってみたいな〜会って話がしてみたいな〜と、思いました。
素朴で、必要なものを必要な分だけ作って守って、大切な家族とともに生きていく。
すごく人間らしいな、生き物らしい生き方だなと思いました。
ビックリしたのが、彼らの信仰しているのが、昔ながらの神さま以外にキリスト教の「十字架」だったこと!
キリスト教って、ペルーの人たちを惨殺した西洋の国の人たちがもたらした宗教ではありませんか!
どこから、いつ、こんな標高の高い下界とはちょっと無縁のような小さな村の神さまの象徴が「十字架」になってしまったのでしょうか?
不思議です。

この本は2012年に出版されています。最後に書かれた作者(探検家)の言葉にジーンときました。
脳みそが柔らかく、色々なものを吸収できるわかいときに、こういう作品に触れていてほしいなと、思います。
小学校の高学年くらいから中学・高校生くらいの方にお薦めします。
(てんぐざるさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子13歳)

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