写真絵本(だと思います)です。
「グレートジャーニーで有名な探検家関野吉晴さんの見たインカの村。
豹4300メートルの富士山より高い土地に暮らすインカの村の人たちの知恵はすごかった。
実は私分かり頃中南米のペルーにあこがれていたんですよ〜。たまたま見た「マチュピチュ」の写真に惹かれて、行ってみたくて…。
残念ながら当時フジモリ大統領(日系ペルー人)の事件などがあり、国が混乱していて、とても観光で行ける雰囲気でなくてあきらめましたが。
やっぱり、ペリーの山で暮らしている人たちの写真とか見ると、行ってみたいな〜会って話がしてみたいな〜と、思いました。
素朴で、必要なものを必要な分だけ作って守って、大切な家族とともに生きていく。
すごく人間らしいな、生き物らしい生き方だなと思いました。
ビックリしたのが、彼らの信仰しているのが、昔ながらの神さま以外にキリスト教の「十字架」だったこと!
キリスト教って、ペルーの人たちを惨殺した西洋の国の人たちがもたらした宗教ではありませんか!
どこから、いつ、こんな標高の高い下界とはちょっと無縁のような小さな村の神さまの象徴が「十字架」になってしまったのでしょうか?
不思議です。
この本は2012年に出版されています。最後に書かれた作者(探検家)の言葉にジーンときました。
脳みそが柔らかく、色々なものを吸収できるわかいときに、こういう作品に触れていてほしいなと、思います。
小学校の高学年くらいから中学・高校生くらいの方にお薦めします。