人間にとっていちばん大切な「思いやり」と「想像力」について、「ねずみくん」の作者、なかえよしを先生と上野紀子先生がすべての人におくる熱いメッセージ。
今、すべての人に考えてほしい 赤ちゃんの気持ち
「ねずみくんの絵本」の作者からのメッセージ
「人間は考える葦である」とは 思想家であり数学者でもあったパスカルの言葉のようです。 人間は自然のなかでももっとも弱い葦のようなものだ。 しかし、それは考える葦であるということでしょう。 その考えるということをおろそかにしている人間の大人たち。 大人がだめならば、人間のなかでもっとも弱い無垢な赤ちゃんにでも 考えてもらうしかありません。
どうしても気になるのです。 こどもたちの近くで 絵本や童話にたずさわっている者として 今のこどもたちを囲む、環境のひどさが・・・。
今のままでは、ますますこどもたちの身体と心を むしばんでいくことは想像できます。 このまま、自分が絵本などを楽しみながら 作っていていいものなのか悩みます。 こどもたちが健全でなければ 絵本など、見ているどころではないのですから。
思考力が停止した大人たちは 身勝手な欲望と保身などで、 争いを起し、環境をこわし、 目の前のただ与えられた世界に目をうばわれ 大切なほんとうの現実を見ようとしません。 このままの世界が続けばどうなるのか 想像してみれば分かるはずです。
赤ちゃんに、 これからは、自分のことは自分で勝手に考えろ とでもいうのでしょうか? 未来の代表である赤ちゃんの気持ちになって ものごとを考え想像してみれば 今なにをすべきかが見えてくるはずです。
なかえよしを
絵担当の上野紀子さんって
「ねずみちゃん」シリーズの方だ・・・
赤ちゃんとねことの会話!?
なんとも難しいのです(^^ゞ
あとがきを読んで
なるほど・・・とは思いましたが
書かれたのが、バブル期ですかね?
本当の豊かさ
本当の幸せとは、何か?
物質的なもの
「すぐに」ほしい、欲求
「今」が楽しければ・・・快楽
そんなものばかり求めていた時代だったのでしょうか
そんな大人に育てられる赤ちゃんは
大変だ
ん?
うちの息子が生まれる1年前の作品です(*_*;
「想像力」を大切にして
育てようとは意識したつもりですが
はたして・・・
大人の方が、はっとさせられる
『幼年童話』ですよ (しいら☆さん 40代・その他の方 )
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