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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

民話と伝説 呪いの巻物(3) 日本のこわい話

民話と伝説 呪いの巻物(3) 日本のこわい話

  • 児童書
編・著: 須知 徳平
絵: 吉井忠
出版社: 偕成社 偕成社の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,320

  • ハッピー・リユース・プログラム対象作品

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作品情報

発行日: 2006年03月
ISBN: 9784035125303

出版社のおすすめ年齢:中学年〜
22cm×16cm 181ページ

この作品が含まれるシリーズ

出版社からの紹介

羅生門の鬼、うらみの白骨ほか、城にまつわるこわい話や執念ぶかいゆうれいの話など、想像力に富んだ日本の民話と伝説18話。

ベストレビュー

古典芸能やアニメなどでもお馴染みのあの面々のお話18話

1970年初版。2006年改訂版第1刷。
日本全国各地の妖怪や幽霊などの伝説。能や小説、アニメなどでも見たことがある有名な話も。

怪談の短編集。どの話から読んでもいいので、気楽だ。
女性の幽霊や妖怪・鬼婆の出番が多く、思いを残したり、強い恨みなどで鬼になったりするのは女性のほうが得意なのかもしれない。
死後も自分の子どもを育てていた幽霊も女性。

印象的なのは、「めしを食わないよめさん」という民話。
なるべく経費の掛からない嫁を探していたケチな男に、自分を売り込んで結婚した女性。確かに男の前では飯は食わないが、隠れて顔とは別のところについている口で大飯を食っていたという。ある意味、結婚詐欺である。正体がバレると、夫も食おうとしていた。殺人未遂。
妖怪が人の弱みに付け込んで、家に入り込むのも恐ろしいが、
そもそも「飯を食わない嫁、募集」という非常識な夫の認識も恐ろしい。家族を人間として扱わず、「もの」「消耗品」「経費」という感覚で、「自分に都合よくただで働いてくれ、見返りを求めない」機械を欲しがっているような印象。
どっちもどっちだが、やはり悪いことやずるい事を考えていると、それなりの目に遭うのだろう。

この夫は、その後どうなったのだろうか?
(渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )

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