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恐竜界の王者・ティラノサウルス。博物館や恐竜展で出会えば、その大きさと迫力に圧倒されますよね。 そんなティラノサウルスを自分で組み立てることができる、夢のようなしかけ絵本。 アメリカモンタナ州で発見された本物の骨格をモデルに作られた、本格派の模型なんです。
71個の骨のパーツの組み立てに、のりやはさみは必要なし! 説明写真どおりに差し込みながら組み立てていけるのでとても簡単です。 ティラノサウルスのなぞに迫る図鑑が載っていて、組み立てながらその強さのひみつに想像をふくらませていきます。 あごを組み立てながら注目するのは、ティラノサウルスの歯。のこぎりのような小さなギザギザがついていたのだそう。 ひと口で230キログラム、大人3人分の肉を食いちぎっていたという恐るべき強さは、この剣のような歯が武器になっていたんだね。
大人が挑戦して1時間ぐらいで模型が完成。 長さ85センチ。体長12メートルの実物の40分の1のティラノサウルスは、すごく立派で見応え満点! よくできているなぁと感心するのは、パーツを取り出した後の土台ボードが、完成した模型を飾る台になるところです。 インテリアとして部屋に飾ると、なんとも風格が出ますね。 こうして目の前にある模型を眺めていると、恐竜好きな男の子たちの気持ちがよくわかる。 「ティラノサウルス、かっこいい!」それは博物館で本物の標本を見たときに受ける感動にも劣りません。 自分で作る、自分だけのティラノサウルス。 恐竜大好きなお子さんに、かつて恐竜少年だった大人の男性へのプレゼントにもどうぞ。
(竹原雅子 絵本ナビ編集部)
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のりもハサミもいらない、組み立て簡単な模型ができます!その模型を組み立てながら「ものしり図鑑」を読めば、ティラノサウルスが獲物をどうやってつかまえたのか、どのように子どもを育てたのか、絶滅したわけを知ることができます。
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