とびばこのテストの日がやってきた。とべるか自信のないけんいちは、 お昼休みに練習しようと体育館へ。
「よし、いくぞ!」タタタタタッ、タンッ! 勢いよくとびばこに向かっていったけど尻もちをついてしまった。 けんいちをからかおうと練習についてきたいじめっこがここぞとばかりに 笑っていると… 「なに、わろてんねん」 体育館におばちゃん声がひびき、見ればとびばこにでっかい目と口ができていた。 おばちゃん顔のとびばこは、一度学校から飛び出してみたいと言い出して、 けんいちは、とびばこの脱出を手伝ってあげることに。 さて町へ飛び出したとびばこのおばちゃんが一度やってみたかったこととは?
とびばこがしゃべったり、学校から出たいと言い出したり、の突然の事態にもひるまず、 頭をひねらせ、なんとか望みをかなえてあげようとする優しいけんいち。 そんなけんいちに、とびばこのおばちゃんが、とびばこがとべるようになる とっておきのじゅもんを教えてくれたようですよ。
こちらは、小学低・中学年の子どもたちに人気の「わがままおやすみ」シリーズ第6弾! 村上しいこさんのユーモラスなストーリーと関西弁のせりふに、長谷川義史さんの豪快で楽しいイラスト。 予想を超えた驚きの展開に、笑ってしまったり、びっくりしたり。 “おやすみがほしい”と言い出すのは、いつも子どもたちの身近なものばかりなのも楽しさの秘密でしょうか。 お話を読んだ後は、普段当たり前のように使っているものへの見かたがちょっぴり変わるかも?! そんなさまざまなモノたちの言い分を、主人公のけんいちくんと一緒に優しく聞いてみて下さいね。
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
人気「わがままおやすみ」シリーズ第6弾!
とびばこの練習をしていたら、とびばこがケーキに変わってしまう夢を見た。今日はとびばこのテストだから、きっと気になって夢にでてきたんだ。
学校のひるやすみ、体育館でとびばこの練習をすることにした。ところが、いじめっこまでついてきて、ちょっかいばかり出してくる。ぼくが、とびばこを飛び越えられなくて尻もちをつくと、いじめっこに笑われた。すると、「なにわろてんねん」とおばちゃん声が響いて、とびばこに手と足が生えて、顔までついていた。
とびばこが、「学校を飛び出してみたい」と言い出したので、こっそり体育館から抜けだして美容室に向かった。とびばこには髪の毛がないから、かつらをかぶってみたいんだって。美容室でクルクルカールやストレートのかつらをかぶり、ドレスまで着て喜んでいる。ところが、もうすぐひるやすみが終ってしまうと焦っていると、とびばこに羽根が生えて……?
ぼくが、この本を読みはじめた理由は前、この本と同じシリーズを読んでおもしろかったので、この本はおもしろいのかなとおもって読んでみました。この本の一番おもしろい所は、とび箱と、けんいちが学校を出て美容室に行く場面です、とび箱にはかみの毛がないので美容室につれていって店員さん、ママさんにかつらをかりていろんなかつらをかぶったり、ドレスをきたりします。やがてじゅぎょうがはじまる5分まえになり急いで学校にもどろうとすると、とびばこが空をとんでかえろうというのでしんぱいですが空をとぶことにしました。このあと空をとべるかはよんでからのおたのしみです、ぜひよんでみてください。 (ふうふうさん 10代以下・その他の方 )
|