74歳のイコさんは東京から岡山まで、5歳の時に死別した母の生家をバイクで訪ねるという、思い切った行動に出る。イコさんはその家で、自分は幽霊だという少女時代の母に出会うが……!?
カバーに自伝的小説とあり、ファンタジー要素もありながら、亡くなった母の少女時代と関わる設定となっています。
この小説ではバイクの旅ですが、亡くなった親の過去と関わるところは、
「流星ワゴン」を彷彿とさせます。
74歳のライダーは何ともかっこよかったです。ヤングアダルt対象だと思いますが、主人公の気持ちは大人世代の方がより深く感じるのではないかと思いました。
角野さんファンにおすすめです。 (はなびやさん 50代・ママ 男の子14歳)
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