たくさんの人がならんでいると、あれ? なにがあるんだろうって不思議に思いますよね。つい興味しんしんで列の先をのぞいてしまいます。公園のすべり台のじゅんばんこ? 遊園地の乗り物? おいしいお肉屋さんのメンチカツ? たくさんの人がならんで待っている先にあるのは、きっと楽しいことにちがいありません。
ずらりとならんで歩いている小さなありさん、ママのあとについてよちよち歩くあひるの親子、そしてワクワク笑顔いっぱいの子どもたち。 みんながならんでいるその先をちょっとのぞいてみましょう。おいしいものや、気持ちのいいお池での水浴びや、すべり台が待っています。 あれ、また子どもたちが楽しそうにならんでいるようです。今度は何があるのかな……?
みんなどんなお顔でならんでいるのかな? 何人ならんでいるのかな? と、ならんだ動物や子どもたち、車の絵を見ながら、親子で話がはずみます。 絵本を読み終わったら、毎日の生活の中で「ならんでいるもの」を見つけてみると、思いがけない発見がありそうです! みんなで運ぶから大きなものも運べるし、みんなで遊ぶからとっても楽しいのですよね。順番を待っている時間も楽しくなる1冊です。
(光森優子 編集者・ライター)
ならんだ先の楽しさが、いっぱいのお楽しみ絵本
ちいさいありが ならんでる。あひるのおやこが ならんで る。こどもが10にん ならんでる。いろんな子がいるよ。みんなでならんで、何をするのかな? どこへ行くのかな? わくわく、どきどき、ページをめくるたびに楽しいことがまってます。入園祝いにもぴったりのかわいい絵本。
ありの行列が、あひるの親子が、子どもたちが・・・並んでる。一体何に並んでいるのでしょうか?並んでる絵の次のページに、何のために並んでいるのか種明かし。それの繰り返しです。最後はすこし違います。
竹下さんの心地よい文章と、鈴木さんの優しい絵で、小さい子ども向きの素敵な絵本になっています。2歳の息子も最後まで聞けました。 (じっこさん 30代・ママ 女の子6歳、男の子2歳)
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