リズ・ピーションの描く愉快で奇想天外なストーリーがたいくつしらずの世界へと子どもをぐんぐんひきこんでいきます。 翻訳は歌人・エッセイストとしても活躍中のほむらひろしさんです。表紙のビルのたいくつな顔に魅せられてしまったほむらさんが、“たいくつ”のむこうにある“わくわく”をみなさんにお届けします!
表紙のちょっとおとぼけな感じのビルの顔がかわいくて、手にとりました。この本の主人公ビル、は犬です。飼い主のピックルおばさんは、毎日色々なことを楽しみ、忙しく過ごしているのに、ビルはたいくつで仕方ないのです。そんなビルがひょんなことから、宇宙へ飛び出してしまいました。ビルはこれでたいくつじゃなくなるはず、と大喜び。ところが、出会った宇宙人たちは、ビルのように「たいくつだ〜」と言って動きません。そこでビルは気づきます。「たいくつなのは・・・」って。それからビルは大変身!ピックルおばさんのように毎日を楽しめるようになります。
楽しい毎日が送れるかどうかは、気持ちしだい。色々なことにチャレンジしなくちゃ、と思わせてくれる本です。 (りろりろさん 30代・ママ 女の子6歳、男の子4歳、男の子4歳)
|